M365 PersonalのIDで利用できる、iPad向けOfficeアプリがリリースされました。「Word」「Excel」「PowerPoint」が1つに統合されています。
アプリを開くとローカルストレージやOneDriveを自動的に追加してくれ、その中から.pptxや.docsなどの拡張子のファイルを拾ってくれます。
iPadでOfficeファイルを管理するのが楽になりますね。

Microsoft 365(旧Office 365)は、企業向けのOfficeのサブスクリプションサービスとして多くのユーザに利用されています。
しかし、M365には個人向けのプラン、”Microsoft 365 Personal”があることはあまり知られていません。
この記事では、実際にM365 Personalを半年ほど利用してみた感想と、含まれるサービス、値段等について説明します。
M365 Personalの概要
まず、価格は2通り存在します。
- 年契約:12,984円/年 = 1,082円/月
- 月契約:1,284円
ご覧の通り、1年間まとめて契約すると月当たり200円ほど安くなります。私はすぐに切り替える予定がないため、年単位で契約しました。
含まれるソフトウェアは下記のとおりです。
- Word
- Excel
- Powerpoint
- OneNote
- Outlook
- OneDrive
- Skype
- Access:PCのみ
- Publisher:PCのみ
Word,Excel,Powerpointに関しては、企業向けのM365やパッケージ版のOfficeと大差なく、アクティベーション(認証)ができて使えるイメージです。
Outlookはもともと無料のメールとして誰でも利用できますが、一応ラインナップに含まれています。
特徴的なのは、OneDrive(クラウドストレージ)に1TBの容量が付くことと、Skypeから固定電話、あるいは携帯電話番号へのコールが合計60分無料になることです(Skype同士はもともと無料)
また、規約により複数人で使い回すことは許可されませんが、一人で複数台のデバイスでの利用はOKです。なので、PCでもモバイルでもひとつのアカウントで作業を継続することができます。
デバイスも、Win,Mac,iOS,Androidで利用することが可能です。
また、2020年にはM1というArmベースの新しいアーキテクチャのチップを搭載したMacが発売されましたが、Microsoft 365 for Macも2020年12月のアップデートでこのM1搭載Macに対応しています。

購入方法
購入はこちらから可能です。今は1ヶ月の無料トライアルも付属します。
購入にはMicrosoftアカウントが必要です。案内に従って簡単に取得可能です。
購入が完了したら、マーケットプレイスから各アプリ(Excel,Powerpoint,…)をダウンロードしましょう。起動後にアクティベーションしますので、DLだけではお金はかかりません。
MacやiPhoneであればApp Storeから導入可能です。
初回起動するとアクティベーションキーを要求されます。M365 Personalを購入したメールアドレスにキーが届いていると思いますので、そちらを入力してください。
アクティベーションキーを失くしたり、トラブルの際はMicrosoft アカウントにログインするとヘルプが集約されています。
また、Microsoftアカウント→セキュリティと進むと、パスワード変更や2段階認証の設定が可能です。忘れずに設定をしておきましょう。

使用した感想
結論から言うと、すでに複数の仕事・作業効率化サブスクリプションサービスを使っている人がM365 Personalに切り替えた場合、コストメリットが出る可能性が高いと思います。
例えば、私の場合ですと下記のようなサブスクリプションに加入していました。
- Dropbox Plus 1,200円/月
- Evernote Plus 360円/月
Dropbox Plusは容量2TBなのでOneDriveの倍ありますが、それでも十分な容量ですし、何より各サービスにバラバラに加入するよりもお得になりやすいです。
DropboxをOneDriveへ、EvernoteをOneNoteへ移行する金額だけでもとが取れます。
その上あって困ることはないWord,Excel,Powerpointが使え、Skypeの無料通話分も付いてきます。
私は出先でもスマホで資料を見たりしたかったため、どうしてもOfficeは必須でした。
無償のプラグインなどで見る方法もありますが、埋め込みフォントや段組みが崩れることもあり、やはり正規ライセンスに勝るものは無いと思います。
また、Excelなどでは一部モバイルだけで使える新しい機能なども存在します。
まとめ
今回は個人向けのM365であるM365 Personalについてご紹介しました。
昔はOfficeもDVD-ROMで購入したり、ビルトインされたPCを使ったり、人によってはKingsoftのFree officeを利用されていた人もいたと思います。
しかし、Officeがサブスクリプション化したM365は、月単位でOfficeを利用でき、ストレージやノートも付属します。
私のように複数のサービスに加入している方は、おまとめされると月々の料金を削減できるのではないでしょうか。
今回は以上です。お読みいただきありがとうございました。
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