2020/11/30 テレワークでの寒さ対策としてサンコー 着るこたつのレビューを記事にしました。
新型コロナウィルスの影響でテレワークや在宅での仕事が急速に広まりつつあります。
私も2020年3月上旬頃から在宅での仕事が増え、4月にはほぼ完全に自宅から仕事をするようになっています。
また、この状況もすぐには収まる気配を見せず、ある程度の長期化も覚悟せざるを得ないため、このタイミングで在宅での仕事環境を整えました。
タイトルにもあるように、できるだけ必要最低限かつコスパ重視で調達しましたので、感想をこちらでも紹介させていただきます。
【2020.11.04】完成形
こちらがテレワークが始まって半年超が経過した時の変化です。スペースはそのままにより広く便利に使えるようにいくつかのアイテムを導入してみました。
全体の写真はこちらです。


変更点1.モニタアームへ変更
ひとつめの変化は、本とスタンドで高さ調節していたディスプレイをアームに変更しました。下記の、VESA規格に対応しているものを使っています。

正直これはもっと早くにすべきでした。今までスタンドに占領されていたモニタ下のスペースも利用できるようになり、非常に快適です。
こちらのアームは手ごろな価格ながら安っぽさを感じさせず、支柱も頑丈な金属製でできています。高さ調節の他、前後左右に引き出せますのでモニタの角度を変える際も便利です。
変更点2.デスクライトを設置
また、モニタにバータイプのライトも設置しました。こちらの商品はバータイプの中ではかなり安く、色調も白(蛍光灯色)、オレンジ(電球色)、半々と3段階で調節が可能です。UBS一本で給電できるところも気に入っています。
また、設置は固定ではなく、モニタ上端に引っ掛けるタイプなので楽ですし、モニタを痛めません。固定しないとはいえ、通常の使用ではまず落下しないくらいの安定性もあります。

ライトを導入した理由としては、Web会議の際に部屋の照明だとどうしても顔が影になってしまってお客様とコミュニケーションがとりづらかったこと、また手元が暗く作業がしづらかったためです。
こちらのライトを導入してからは顔も手元も明るく、Webカメラの映りも自然になりました。普段Web会議が多い方には非常にお勧めです。
変更点3.座面と背あてクッションを導入
オフィスチェア(イトーキのサリダというモデルです)の座面と背中にクッションを当てています。どうしても通常の座り方が長いと猫背気味になってしまい、首や肩が凝ってしまうためです。


こちらのクッションはそれぞれ体をまっすぐにし、背中に自然なアーチができるようなデザインになっており、猫背も随分と改善されました。
【2020.04.15】完成形
最初に、こちらが仕事スペースの完成形となります。
後ほどご紹介しますが、幅100cm強、奥行き140cmほどの寝室の一隅に誂えており、デスクの幅は80cm、奥行きは50cmしかありません。
しかし、この広さでもかなり快適に過ごせていますので、お部屋が狭くてもできることはあるのではないかと思っています。


ちなみに、間取りと作業スペースのレイアウトはこういった具合です。


このスペースを踏まえ、次のセクションからオススメの家具類を紹介させていただきます。
オフィスチェア:イトーキ 「サリダ YL9」
まず申し上げておきたいのは、何よりも大切で予算を使うべきはオフィスチェアであるということです。
椅子の選び方いかんによって、体への負担や、ひいては作業中のストレスに大きく影響を及ぼします。
私が思うオフィスチェアのチェックポイントは下記のとおりです。
- 座面高さ調整ができる:膝が自然に直角に曲がる程度の位置に調節できること
- 座面が前後にスライドできる:あまりに安い椅子ですと座面の位置調整が出来ません。大切な機能ですので確認しましょう
- 背もたれの角度調節ができる:こちらも同様に体格や姿勢によって調整できることが望ましいです
- アームレスト(肘置き)がある:個人の好みもあるかと思いますが、ずっと肘を体で支えるのは意外と負担がかかり、肩こりなどの原因になります
これらの要件を満たし、かつ丈夫さやメーカ自体の評価もあわせ、私はイトーキの「サリダ(YL9)」というモデルを選択しました。

サリダはもともとホームオフィス向けに作られた製品で、テレワークにも適した機能を備えています。下記がPR文面からの引用です。
『働き方改革の実現に向け多様な働き方が推進される中、自宅で仕事をするビジネスパーソン向けに「SALIDA(サリダ) YL9」を5月29日に発売いたします。
ロッキング強度を自動調整するシンクロロッキングや、細かい調節ができるヘッドレスト、9段階で調整ができるアジャスタブル肘など、長時間座り続ける人に最適な高機能モデルです。樹脂メッシュとアルミ脚でスタイリッシュに仕上げています。』
価格も、Amazonで35,000円程度と手ごろです。
オフィスチェアで有名なハーマンミラーや、オカムラなど国内メーカの上位機種が軒並み100,000円を超える一方で、ネットショッピングで売れ筋になっているようなオフィスチェアは10,000円を下回る価格です。
前者は高すぎるし、後者は質に不安が…という方にとってサリダは品質と価格のつり合いが取れるいい製品なのではないでしょうか。
もう少し安いモデル、あるいは手すりやヘッドレストが要らない人には、同じサリダの「YL6」というモデルがおすすめです。価格も25,000円程度と約1万円安くなっています。
ただし、YL6の背もたれはYL9のようなエラストマー(弾力性のある樹脂素材)ではなく、通常のプラスチックを使っているようです。

デザインは背もたれが弾力性のあるプラスチック素材の粗いメッシュ、座面がクッション入りになっていて、有名なハーマンミラー社のセイルチェアというモデルに通じるところがある印象です。
ちなみに、一度はコクヨの「ウィザード」というモデルも検討したのですが、こちらは実売価格で56,000円程度し、予算的にオーバーするため除外しました。
ですが、どちらも確かな評判のある製品かと思います。

デスク:山善 「MCP-8050R」
個人的には予算は椅子へ使うべきだと考えているため、デスクに関してはサイズ感と丈夫さ、ガタツキが無いか等のレビューを見て決定しました。
結論として、山善の5,500円程度のデスクを購入しました。
冒頭申し上げたように、本体サイズは幅80×奥行48×高さ70cmです。
安価ですが、横方向のガタツキを防ぐX字の補強金具や、天板裏側の補強が頼もしいです。脚にはアジャスタもついていますので床の状況にもあわせることができます。

モニター:I/Oデータ LCD-CF241EDB
モニターにはI/Oデータの「LCD-CF241EDB」というモデルを選びました。
私はプライベートでMacbook Proを使っています。会社支給のPCはWindowsですが、USB-C端子がついたモデルになります。
このI/OデータのモニタはUSB-Cケーブル一本で給電と投影が可能になっているため、Macbookユーザにとってはかなり嬉しい製品かと思います。
ちなみに、Macbook ProでもPCでも問題なく充電のための電圧が取れています。
他にUSB-C一本でOKなモニターが案外少なく、あったとしても4K対応などで予算的に厳しい中、本製品は24,000円程度で購入できます。
Macbookユーザには確実におすすめできる外付けモニタかと思います。
デスク周りもすっきりと片付けることができます。

ちなみに、モニタの位置は目線のやや下、モニタの上縁部がちょうど目線の高さくらいに来るのが適切です。
デスクに載せたノートPCの画面はやや目線が下がりすぎるため、背中が丸くなって疲労につながります。


モニタを適切な高さに置くか、モニタを利用しない人はノートPCのスタンド等を利用して画面の高さを上の図のように調節しましょう。

マイクとスピーカー
私は仕事で内勤営業(インサイドセールス)をしており、顧客と電話をしたりWeb会議をするための設備は必須と言えます。
今は小型のスピーカーフォンなども売れているようですが、ご家族がいらっしゃったりそもそも部屋が狭い場合、音を出しての会議などははばかられます。
ですので、私はマイク付きのヘッドセットを主に使用しています。
意外かもしれませんが、下記のようなゲーミングヘッドセットと呼ばれる製品はサイズこそ大きいですが長期間着用しても疲れず、蒸れることも少ないためおすすめ出来ます。

また、私はこうした有線のヘッドセットとApple のAirpods Proを併用しています。

モニターの前で会議に臨む際は有線のヘッドセットを使いますが、同僚とクイックに会話する時などはAirpods Proを使うことが多いです。
見た目に反してマイク機能は優れており、普通にしゃべるだけで十分相手に聞こえます。
最近話題のZoom飲みなどの際は非常に重宝する製品です。
その他サプライ
その他、細かい製品も同時に購入しました。案外当たり外れがあるかと思いますので、買ってよかったものを紹介させていただきます。
チェアマット

オフィスチェアのキャスター音が響きますので、下にマットを引きました。マンションですと必須かと思います。
電源タップ

10個口ついているので、デスク周りはこれ一つで完結できます。同スペックの製品群の中でほぼ最安値だったため購入。
HDMIケーブル
Windows PCの映像出力用に。以前違う長さを購入したことがあったため、同シリーズから選びました。
プロジェクタやモニタによってはケーブルの相性があるのですが、このシリーズは安定して映ってくれる印象があります。

まとめ
以上、在宅での仕事環境を整えるため買って良かった製品をご紹介しました。
私の買い物額合計は7万円弱といったところですが、記事中の製品の中では椅子が比較的高価ですので、ここを調節いただければ5万円未満でも環境構築ができるかもしれません。
ただし、かつて床座+ローテーブルで仕事をしていた私としては、少々高価でも椅子はきちんとしたものを選ぶべきだと考えています(耐久性なども含め)。
在宅ワークに向けて、この記事が参考になれば幸いです。
今回は以上です。お読みいただきありがとうございました。
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