AWS認定資格最新版:認定を取るメリットや種類、学習のためのリソース

certification Amazon Web Services
Amazon Web Services

今回はAmazon Web Servicesの公式認定資格制度と、その勉強方法などについて解説します。

詳細に関しては公式のページに記載がありますので、本稿ではなるべく資格に関する周辺情報や、私自身がテストを受けてみて感じたこと、効率的だと思った勉強法などについてまとめていきたいと思います。

また、私はAzureの資格も過去に取得しております。そちらについては別の記事にまとめていますので、合わせて是非ご覧ください。

AWS認定資格と取得するメリット

現在、AWS認定は全部で11種類あります。役割と難易度に応じ、基礎が1種、アソシエイトが3種、プロフェッショナルが2種、そして専門知識が5種です。

https://aws.amazon.com/jp/certification/

AWSを理解している証明

AWSの認定、特に基礎やアソシエイトなど入門編に近い認定ではAWSの基本的なサービス(コンピューティング、ストレージ、ネットワーク、データベース)などの名称と使い方のみならず、それらをうまく組み合わせてシステムを構築するアーキティクティングの手法や、AWSの実際の知見からくるベストプラクティスも出題範囲に入ります。

したがって、ただAWSに関する知識量が増えるだけではなく、認定取得後のキャッチアップ方法なども含め、『AWSの利活用に関し自走していける』スキルが付くのが最大のメリットかと思います。

キャリアの観点からも注目される資格

2018年の日経クロステック社のITエンジニアに対するアンケートでは、AWS認定各種が取りたい資格の上位に複数ランクインし、中でも後述する「Solution Architect Associate」は1位となりました。(※引用元は会員限定記事のため、無償公開範囲のみでの引用に留めさせていただきます)

ITエンジニアがこれから取得したいと思うIT資格はどれだろうか。編集部が用意した47種類のIT資格から、最大3つ選んでもらった。

最も多かったのは「AWS認定各種」で、1004人の回答者のうち285人が取得したいと回答。回答率は28.4%で、回答者の4人に1人以上が取りたい資格と考えている。

https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00465/101100003/

さらに、こちらのサイト”15 Top-Paying IT Certifications for 2020(2020年もっとも稼げる15のIT資格)”ではGoogleのProfessional Cloud Architectと並び、AWSのSolution Architect Associateが2位にランクインしています。

15 Top-Paying IT Certifications for 2020
Discover the best and highest paying IT certifications of 2020. With certification courses, in less than 3 days you can jump start your new career.

このように、今やクラウドに関する資格はIT技術者の中でもっとも注目に値する資格の1ジャンルとなっているといっても過言ではないでしょう。

多くの企業がクラウド導入を始めている昨今、企業内のIT部門で働く人にとっても、取得して無駄な資格では無いのでないかと思います。

認定のレベル

前述の通り、AWSの認定には3段階のテスト難易度と専門知識の領域があります。

以下、簡単に説明します。

基礎コース

基礎コースには現在、クラウドプラクティショナーただ一つが該当します。

他のテストが2時間超なのに対し、プラクティショナーのテスト時間は90分、受験料は11,000円と他の試験よりもお手軽になっています。

出題の一例としては、

  • AWSクラウドの価値
  • グローバルインフラストラクチャ
  • コンピューティング、ストレージ、ネットワークなどの基本的なサービス
  • 課金と請求モデル
  • アカウントの開設方法

などがあります。あまり技術的に難しいことは出ませんので、個人的にはAWSに興味のある学生や、営業やマーケティングの立場でAWSに関わる人向けかと思います。技術者には少々物足りない気がします。

また、クラウドプラクティショナーはソリューションアーキテクトアソシエイトのためのステップアップとしても推奨されています。

現時点でSAAに挑む自信がない人はまずはプラクティショナーを挟んでみてもいいかもしれません。

アソシエイト

アソシエイトコースには、Solution ArchitectとSysOps AdministratorとDeveloperの3種類があり、それぞれアーキテクト、運用、開発に関わる方が対象となっています。

この中で最も受験者が多いのが先程も出てきたSolution Architect Associate(SAA)です。アーキテクトは経営とIT全体を俯瞰しシステムを設計する役割の人のことです。

なので、SAAに関してはITコンサルタントなど開発社以外の人でも受験されている方は多いです。

私も2019年の秋頃にSAAを取得しました。私はインサイドセールスですので開発に関わる訳ではないのですが、AWSに対するより深い理解のため、取得しておいてよかったと感じています。

このときの勉強法などは別の記事にまとめていますので是非ご覧ください。

開発者に大人気のベストセラーパッケージ

プロフェッショナル

プロフェッショナルコースの認定は2つです。ひとつはSAAの上位資格であるSolution Architect Professional(SAP)と、SysOps AdministratorとDeveloperのふたつを束ねたDevOps Engineerです。

私も少し前からSAPの勉強をしているのですが、内容がかなり難しく、かつまだ日本語の教材が豊富ではないため難航しています。

限られた量ではありますが、SAP取得に向け効果の高そうな教材と勉強法については別の記事に随時更新していますのでこちらもご覧いただければ嬉しいです。

専門知識

専門知識コースは上記3つの難易度別ロール別コースとは別の、特定の領域とソリューションに関する認定です。

現在、ネットワーク、ビッグデータ、セキュリティ、機械学習、Alexaスキルビルダーの5種類が該当します。

私は趣味で機械学習コーディングをやっており、このブログでもたまに拙いPythonコードを載せていたりします。

その延長線上でAWS Machine Learning Specialityの勉強もしており、SAPよりもこちらのほうが早そうなので、また近いうちに勉強方法などについてまとめられればと考えています。

また、やや余談ではありますが、AWSでは毎年AWS Certification Awardというのを開催しており、パートナー企業の中で資格取得に貢献した企業を表彰しています。

現在最新版は2019年5月に出た、Award 2018ですが、そこにおいてプロフェッショナルコースと専門知識コースで二冠を取られたのがAWSネットワークの中で非常に有名なクラスメソッド株式会社さんです。

AWS Certification Award 2018 結果発表! | Amazon Web Services
こんにちは、PSA(パートナーソリューションアーキクテト)の相澤です。 AWS Japan Training & Certification 部門にて、昨年度より新設された Certification Award 2018の発表です。 本アワードは、2018年4月~2019年3月の間にわたり、下記条件を満たすAWS認定...

学習のためのリソース

ここからは、AWS認定に向けた学習リソースをご紹介していきます。私自身いくつかの認定で勉強中の身ですので、実際に購入してみて良かったものなどをシェアできればと思います。

オンライントレーニング

AWS公式ウェビナー

まず、プラクティショナーに関してはAWSのソリューションアーキテクトさんによるBlack Beltというウェビナーシリーズに要点をまとめたものがありますので、最初に見ておくべきだと思います。

[AWS Black Belt Online Seminar] AWS 認定クラウドプラクティショナー取得に向けて 資料及び QA 公開 | Amazon Web Services
先日 (2018/11/27) 開催しました AWS Black Belt Online Seminar「AWS 認定クラウドプラクティショナー取得に向けて」の資料を公開しました。当日、参加者の皆様から頂いた QA の一部についても共有しております。 AWS Black Belt Online Seminar AWS ...

また、SAA以上の認定に関しては、AWSに「AWS Hands-on for Beginners 〜 スケーラブルウェブサイト構築編 〜」というオンラインのオンデマンドセミナーがあります。

名前の通りEC2、RDS、ELBなどAWSの代表的なサービスを使ってAuto Scalling構成やマルチAZデプロイメントなどの基本的なアーキテクティングについて学ぶことができるハンズオンです。

この内容がSAAの範囲に広く関わってきますので、一度このセミナーを視聴しつつ、実際にAWSを動かしてみると良いと思います。このセミナーの内容くらいですとAWSの無料利用枠+僅かな料金で済みますので、一冊テキストを購入するよりも安く、効率的だと思います。

Amazon Web Services, Inc.
AWS Hands-on for Beginners 〜 スケーラブル ウェブサイト構築編 &#...

サードパーティ教材

サードパーティ教材に関しては、プラクティショナーとSAAはすでに優れたものが複数ありますが、プロフェッショナルと専門知識についてはまだ日本国内での受験者母集団が多くないためか訳されたものが少ない状況です。

個人的にはUdemyのコースが非常に優れていると思っており、プラクティショナーとSAAに関しては金銭的に余裕がある場合は検討されるといいと思います。

この問題だけで合格可能!AWS 認定クラウドプラクティショナー 模擬試験問題集(7回分455問)
本番試験レベルと同レベルの基礎問題から出題頻度がまれな難易度が高い問題を中心に構成しており、この講座により多数の合格者を輩出しています!

UdemyでSAAについて調べる

こうしたサードパーティのオンライントレーニングのいいところは、電子書籍のようにどこでも読めるだけでなく、専用のアプリなどもあるのでいつでもどこでも効率的に勉強ができる点だと思います。

モバイルアプリはタップでクイズを解いたりする機能があるため、私は通勤の電車などで毎日数問ずつ解いたりしていましたが、非常に快適に学習が進められました。

オフライントレーニング

AWSにはオンライントレーニングも充実していますが、クラスルーム(オフライン)の講座もあります。

入門クラスとしては『AWS Technical Essentials』の1と2(各1日の講習)と『Architecting on AWS』の2種類があり、それぞれPractitionerとSolution Architect Associateの事前学習に適した内容となっています。

EssentialではAmazon Virtual Private Cloud (VPC)、Amazon Elastic Compute Cloud (EC2)、Amazon Elastic Block Store (EBS)、Amazon Simple Storage Service (S3)、Auto Scaling、および Elastic Load Balancing (ELB)などAWSの基本的かつ根幹のサービスを座学とハンズオンで理解することができます。

Architecting on AWSでは、上記のサービスの理解と、実用的な公正をベースにAWSのアーキテクチャについて学ぶことができます。例えば、WebサーバであるEC2を負荷に合わせてスケーリングする方法や、可用性を持たせるためのマルチAZ構成などです。

私が受講したArchitecting on AWSでは、EC2にNgnixとPHPをインストールし、RDS(MySQL)と接続した高可用性なWordPressをホストするWebサービスの構築を実際に手を動かして学びました。

VPCやIAMなどは講習用にあらかじめ準備されていますので、さほど細かいところで迷わずにAWSサービスの構成方法について腹落ちすることができます。

まとめ

今回は以上です。お読みいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で
Huli

IT企業で働いています。このブログではIT、キャリア、資格などについて発信しています。My opinion is my own.

Huliをフォローする
the Biztech blog

コメント

タイトルとURLをコピーしました