私は2019年10月にAWS Solution Architect Associateに合格しました。
今は更に上位資格のSolution Architect Professionalの勉強を始めていますがこれがなかなか難しいです。
今回は個人の備忘も兼ねてAWS SAP試験の勉強法と教材をまとめたいと思います。
その他のAWS試験に関してはこちらをご覧ください。
また、Azureの資格に関しては別の記事にまとめていますのでご覧ください。
- 【2020/11更新】WS認定ソリューションアーキテクト-プロフェッショナル ~試験特性から導き出した演習問題と詳細解説
- Exam Readiness: AWS Certified Solutions Architect – Professional
- AWS Certified Solutions Architect Professional Dumps 2019: AWS Certified Solutions Architect Professional Practice Test Questions, 100% Pass Guarantee (English Edition)
- AWS 認定ソリューションアーキテクト プロフェッショナル模擬試験問題集(全5回分準備中:現在4回分225問)
- examtopics.com:AWS Certified Solution Architect – Professional
- AWS Certified Solution Architect – Professional (SAP-C01) Exam Learning Path
- AWSサービス別資料
試験の範囲
公式ページによると下記のような点が問われるそうです。
認定によって検証される能力
- AWS で、動的なスケーラビリティ、高可用性、耐障害性、信頼性を備えたアプリケーションを設計し、デプロイする
- 提示された要件に基づくアプリケーションの設計とデプロイに適した AWS のサービスを選択する
- AWS で複雑な多層アプリケーションを移行する
- AWS でエンタープライズ規模のスケーラブルな運用を設計し、デプロイする
- コストコントロール戦略を導入する
推奨される知識と経験
- AWS でのクラウドアーキテクチャの設計およびデプロイに関する 2 年以上の実践経験
- クラウドアプリケーション要件を評価し、AWS でアプリケーションの実装、デプロイ、プロビジョニングを行うためのアーキテクチャを提案する能力
- AWS CLI、AWS API、AWS CloudFormation テンプレート、AWS 請求コンソール、AWS マネジメントコンソールについての知識
- AWS Well-Architected フレームワークの 5 本の柱を説明し適用する
- 主要な AWS テクノロジー (VPN、AWS Direct Connect など) を使用して、ハイブリッドアーキテクチャを設計する
- エンタープライズの複数のアプリケーションやプロジェクトのアーキテクチャ設計に対し、共通するベストプラクティスガイダンスを提供する能力
- スクリプト言語についての知識
- Windows および Linux 環境についての知識
- ビジネスの目標をアプリケーションおよびアーキテクチャ要件に関連付ける
- 継続的インテグレーションおよびデプロイのプロセスを設計する


要求としてはAWSのスケーラビリティやコスト最適化、運用の最適化などWell-Architecturedフレームワークで定義されたアソシエイトでも問われるような内容となっています。
一方で、求められる経験はエンタープライズアプリケーションの提案や構築、CICDなどかなり複雑性の増した前提での実務知識を求められています。
AWS SAP勉強に役立つ教材
今回の記事では、今時点でピックアップした教材と情報についてご紹介します。また、可能な限り日本語あるいは日本語化可能な教材をご紹介するようにしていきます。
ある程度情報がまとまりましたら記事の方も更新していきたいと思います。
【2020/11更新】WS認定ソリューションアーキテクト-プロフェッショナル ~試験特性から導き出した演習問題と詳細解説
2020年6月、待望の日本語で記述されたSAPのテキストがリリースされました。
筆者は国内でもAWSの大手パートナーであるアクセンチュアのエンジニアの方々です。

全体の章立てとしては、前半でAWSの基本的なサービスとユースケースを紹介しています。SAPはSAAのような単体のサービスの利用方法ではなく、主にエンタープライズで扱われるような複雑なアプリケーションと組織を想定しています。
問題もこれらのユースケースに則って出題されますが、本書4〜8章では各ユースケースを想定した例題が掲載されています。
最終9章では本番さながらの75題180分間の模試がついており、繰り返し読むことでSAP受験に向けて十分な力がつくようにできているかと思います。
Exam Readiness: AWS Certified Solutions Architect – Professional
1つ目は公式の試験準備資料です。テキストの他、ビデオと練習問題がついています。
英語の教材ではありますが、ブラウザの機能を使うと日本語化できます。日本語もかなり自然なのでさほど苦労なく読み進められると思います。
公式資料は一度は読んで準備しておきたいところです。また、AWS公式のBlackbeltというウェビナーシリーズでは、各サービスの使い方などが詳細に説明されますので、苦手な範囲はそちらでフォローすると良いでしょう。
AWS Certified Solutions Architect Professional Dumps 2019: AWS Certified Solutions Architect Professional Practice Test Questions, 100% Pass Guarantee (English Edition)

こちらは英語にはなりますが、400種類以上のSAP問題が記載された電子ブックです。AmazonのKindleストアでも購入することが出来ます。
私はこのシリーズのMachine Learning SpecialistとSAPの2つを持っていますが、確かにそれらしい問題が多く良書な気がします。
英語なので時々読むのに詰まりますが、Kindleの機能で和訳も出来ますのでそこまで致命的ではありません。値段も1000円しないのであって損はしないと思います。
AWS 認定ソリューションアーキテクト プロフェッショナル模擬試験問題集(全5回分準備中:現在4回分225問)
※5/08 現在第5回分までのすべてのテストが完成しています。
アソシエイト試験の際もお世話になったシリーズのプロフェッショナル版です。全5回で、各75問あります。
アソシエイトでもその問題量と正確さで貴重な問題集でしたが、プロフェッショナル版では日本語ベースの問題集としてほぼ唯一なのでセールの時に買っておくと良いと思います。
定価は3,600円ですが、結構頻繁にセールをやるので、そのタイミングで購入されると良いかと思います。
examtopics.com:AWS Certified Solution Architect – Professional
こちらも英語のみのサイトですが、豊富な問題数を無料で試せるので非常にお勧めのサイトです。
アクセスはこちらから。
AWS Certified Solution Architect – Professional (SAP-C01) Exam Learning Path
Jayendra氏のブログです。SAPのみならず他の認定試験にもラーニングパスが紹介されています。
また、このブログの中でも紹介されていますが、SAPでは170分で75問を解く必要があります。1問あたり2〜3分といったくらいですが、見直しも含めると結構なペースで解く必要があると言えそうです。
AWSサービス別資料
最後は公式の事例集です。直接的な試験勉強用の資料ではありませんが、AWSのサービスを使いこなすためのヒントが実例ベースで掲載されていますので具体的な利用について学びたい時は非常に参考になるでしょう。
#AWSSAPへの道、でタグ付けして発信しています
AWS自体が頻繁に更新し、テストの内容も変わる上にそもそもの専門知識レベルが高いため、アソシエイトに比べるとネット上にもあまり情報がありません。日本語の情報は更に少ない状況です。
書籍に関してもアソシエイトはいくらかありますが、プロフェッショナルは見当たりませんでした。
そこでSAPの更新や教材を探して集めつつ、その記録をTwitterでタグ付けして残していくことにしました。
まとめ
今回はAWS Solution Architect Professionalの勉強方法と教材を紹介させて頂きました。
正直まだまだ日本語の資料は豊富とは言えない状況ですが、Udemyのようにこれから参考資料も拡充されていくかと思います。
Twitter、ブログともに新しい教材を見つけ次第随時更新をかけていきます。
今回は以上です。お読みいただきありがとうございました。
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