Microsoft Azure 認定試験対策ガイド&試験全まとめ

Microsoft Azrue
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Microsoft公式のAzure認定試験(MCP)試験対策方法についてまとめています。また、試験全体のラーニングパスについても最新情報を記載していきます。

Azureと同様にAWSの試験についても別記事にまとめていますのであわせてご覧ください。

【最新】2020年4月アップデート情報

新たに、AZ-104AZ-204がBETA公開されました。それぞれ、下記のAZ-103とAZ-203の後継になります

Descriptionを見たところ、それぞれの出題範囲は大きくは変わらないようですが、104では「6ヶ月以上」、204では「1-2年以上」と、Azureを業務で扱っている期間の目安が追記されているようです。

この期間目安はAWSのSA AssociateとProfessionalと大体同じくらいでしょうか。もちろん、この期間を経ていないからといって受験資格が無いわけではありません。

また、この改定にともない、AZ-103と203は2020年6月30日までにしか受験できなくなります

今の形式ですでに勉強し始めている人は6月末までに受けた方が良いかもしれません。

一方、これから受験を検討する方にとっては、103と203は先にExpireされてしまうことが予想されますので、新しい試験に沿って勉強することをオススメします。

2020年3月アップデート情報

クラウド関連試験は絶えずアップデートされていますが、今回またMCP試験に関して大きな方針変更がありました。

Microsoft Learn Blog

詳しくは公式をご覧いただきたいのですが、複数の試験に合格することによって得られたMCSA、MCSD、MCSEといった複合資格が廃止になります。また、WinServerとSQL Serverの古いバージョンの資格も廃止になります。

その他、Azureの旧資格70-XXX系統も終了になります。こちらは資格ごとなくなるのではなく、6月30日以降新たな試験は行われません。

おそらくはこれまでのように新しい系統の資格に移行するか、出題範囲の再整理が行われるものと思われます。

※全くの余談ですが、6/30というのはMicrosoftの会計年度が終わる日なので諸々の切り替えにちょうどいい日なのです。

いずれにしても、既にお持ちの資格には影響はありません。7/1以降に新試験を受けられる方にも影響はありません。現行の資格を受験しようと考えている方は6月までに合格された方が良いと思います。

MCPとは

MCPとはMicrosoft Certificated Professional(マイクロソフト認定プロフェッショナル)の略称でマイクロソフトが外部機関に委託したテストに合格することで認定を受けることができます。

Azureだけを見ても複数の試験の種類が存在しますが、定義的にはいずれか一つにパスすればMCPを取得した、と言えます。

Azureに関連するMCPは過去分も含めると大量に存在しますが、混乱を避けるため、執筆時点で存在する最新の試験のみをご紹介いたします。下のマイクロソフトが公式に公表している表を御覧ください。

AZ-500はまだベータ中であることに注意してください。そのうえで、各レベルについて概説していきます。

https://blogs.partner.microsoft.com/mpn-japan/2019/05/21/microsoft-azure-certification-exam-japanese-version-release-notice/

Fundamentalsレベル

もっとも簡単、かつ入門レベルの試験になります。対象としてはAzureに関連する業務を行うが、エンジニアではない職種、例えば営業、マーケティング、経理、PRなどなど。『Azureに関する用語や制度は理解しておいたほうがいい人』くらいのレベル感だと捉えてください。

AZ-900: Microsoft Azure Fundamentals

AzureのFundamentalに該当する資格はAZ-900と言います。2020年3月現在、受験料は12,500円と、他の資格よりもやや安めになっています。

合格までに要する時間としては、ハンズオン付きの有料セミナー(9:30~17:30とかなので丸一日使う想定で)を受けてそのまま試験に突入すればOKです。不安な人以外は特に事前学習は不要でしょう。

実際私の前職場の営業事務の方は事前学習無しでセミナー一本で合格しました。

また、過去にはAZ-900の受験バウチャーと上記の講習がついた無料の講習が開催されたようで、なんとも太っ腹な話です。

今後定期的に開催されるかは不明ですが、要望が多ければ可能性はありますので、定期的にチェックしてみてください。

Azure クラウド基礎講座(AZ-900受験バウチャー付き) - connpass
connpassはイベントやIT勉強会の開催、さらに参加者の集客に便利です。コミュニティやグループの運営やイベントの検索、事前決済もできます。

セミナー当日はぶ厚めの冊子というかテキストが配布され、これがAZ-900の要点になっています。なので、実質講習とテキストとセミナーがついて無料という事で、素晴らしいオファーだと思います。

Associateレベル

Associate以上がエンジニア向けの入門試験になります。実務でAzureを利用される方はまずはここから始めましょう。AZ-103の方が易しく、AZ-203の方が難しいです。ですのでAZ-103 -> AZ-203の順で受験することがおすすめです。若手エンジニアであれば203まで取れれば一段落、くらいの目安でしょうか。

AZ-103: Microsoft Azure Administrator

AZ-103は、おそらくAzureの試験の中で最も受験者が多いテストになります。

コンピューティング、ストレージ、ネットワークの基本的な技術知識とアーキテクティングを問う構成になっていて、AWSのSolution Architect Associateと同じくらいの難易度かと思います。

評価の項目と大まかな配点は下記の通りとなります。

  • Azure サブスクリプションおよびリソースを管理する(15-20%)
  • ストレージの作成と管理(15-20%)
  • 仮想マシン(VM)の展開と管理(15-20%)
  • 仮想ネットワークの設定と管理 (30-35%)
  • ID の管理(15-20%)

ちなみに私はAZ-103の旧資格である70−533という試験を取得しました。当時はまだAzureのコンソールを触っていない状態でしたが、学習期間は3~4週間程度で済みました。

私の個人的なスキルとももちろん関係があるのですが、上記の中で点が取りにくいのは特に仮想ネットワークとIDの管理の項目です。

仮想ネットワークの中にはAzureのサービスであるNICやNATなどの基本的な部分もありますが、IPの設定などちょっとだけネットワークエンジニアリングの要素もあります。私はこれが非常に苦手でした。

また、IDの管理はいわゆるAzure Active Directoryを中心とした出題で、外部サービスとの認証やセキュリティも出題されます。

AZ-203: Developing Solutions for Microsoft Azure

もう一つAssociateレベルにある資格がAZ-203です。

同じくAssociateであるAZ-103との大きな違いは、AZ-103はAdministerすなわち管理者向けの試験となっています。そのため、出題の項目も~~の管理となっているところが多く、実際Azureのサービスを適切に利用することに主眼が置かれています。

一方で、AZ-203は開発者向けの試験となっていて、『Azure上でアプリケーションを作るために必要な知識』を問う構成になっています。

実際にアプリケーションを作ることが主眼になっているので、単にAzureの範囲にとどまらないトラブルシューティングや最適化、サードパーティとの連携など広い知識を問われます。

開発知識を問われますので、AZ-203は実務で利用経験あるか、実際に十分に手を動かした人でないと難しいと聞きます。

出題と配点は下記の通りです。

  • Azure のサービスとしてのインフラのコンピューティングソリューション開発(10-15%)
  • Azure のサービスとしてのプラットフォームのコンピューティングソリューション開発 (20-25%)
  • Azure ストレージの開発 (15-20%)
  • Azure セキュリティの実装 (10-15%)
  • ソリューションの監視、トラブルシューティング、最適化 (10-15%)
  • Azure とサードパーティサービスの連携と活用 (20-25%)

Expertレベル

ここまでくればシニアエンジニア、リードアーキテクトと名のれるレベルでしょう。マイクロソフト自体のソリューションアーキテクトの方々も取得されています。というか正直現行制度に変わってからExpertまで取っている人はまだ殆どいないのではないかと思います。それくらい新しくかつ難しい試験です。

AZ-300: Microsoft Azure Architect Technologies

AZ-300はAZ-103の系譜であるアーキテクティングの上位資格です。AWSのSolution Architect Professional、GCPのProfessional Cloud Architectに並ぶ資格です。

ここまでくると私には全部は理解できませんが、出題は下記の通りです。

  • インフラのデプロイと設定(25-30%)
  • ワークロードとセキュリティの実装(20-25%)
  • アプリの作成とデプロイ(5-10%)
  • 認証とセキュアなデータの実装 (5-10%)
  • クラウド用およびAzure用ストレージの開発(20-25%)

AZ-400: Microsoft Azure DevOps Solutions

AZ-400はAZ-203の上位資格です。開発だけではなく運用のスキルも身に着けてDevOpsの資格へとステップアップしました。

配点は下記の通り。

  • DevOpsストラテジーのデザイン (20-25%)
  • DevOps開発プロセスの実装 (20-25%)
  • 継続的インテグレーションの実装 (10-15%)
  • 継続的デリバリーの実装 (10-15%)
  • 依存性管理の実装 (5-10%)
  • アプリケーションインフラストラクチャの実装 (15-20%)
  • 継続的フィードバックの実装 (10-15%)

DevOpsというだけあってCI/CDのデザインが占める割合が多いですね。また地味にはじめて「インフラストラクチャの実装」が明記されています。

Data & AI

こちらはアプリ&インフラとは別軸になっている、データ&AIの試験です。主にデータサイエンスに関わる資格と、AIに関わる資格が存在します。

DP-100: Designing and Implementing a Data Science Solution on Azure

評価点は、

  • 開発環境の定義と準備 (15-20%)
  • モデリングのデータの準備 (25-30%)
  • 機能エンジニアリングの実行 (15-20%)
  • モデルの開発 (40-45%)

となっています。AWSにもMachine Learning Specialistという資格がありますが、そちらと似たような出題範囲ですね。

Azureのサービスだけでなく統計学の知識やデータモデリングについても配点がありますので、ある程度基礎のある人でないと理解が大変かもしれません。

AI-100: Designing and Implementing an Azure AI Solution

評価されるスキルは

  • ソリューション要件の分析(25-30%)
  • AIソリューションの設計 (40-45%)
  • AIソリューションの実装と監視 (25-30%)

となります。上のDP-100との違いは、DP-100では受験者がデータの取得、クレンジング、モデリングまでを担うのに対し、AI-100では受験者はそれらのモデルや、あらかじめAzureにビルトインされた機能を使ってサービスをデプロイするところがメインなようです。

出題の範囲にはAzure Cognitive Service、Bot、Searchなどのサービスが含まれます。

MCPになるメリットとは

いわゆる資格試験ですのでキャリアップにつながると考えていただければ良いと思います。特にクラウド関係の資格は最近注目を集めていてやりようによっては例えば転職時のアピールになったり昇進の際有利に働いたりもするかと思います。

また、クラウド関連の資格保持者は現状AWSに偏っていますので、その中にあってAzureのある程度以上の資格を持っていればなかなか目立つ存在になれるのではないでしょうか。

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キャリアアップ以外のメリットとしては、例えばマイクロソフトのパートナープログラムの中で『Associate以上の有資格者XX名』みたいなものが条件として設けられていることもあります。その場合は会社の補助等を利用して是非取得を狙って見てください。

また、資格とは少し異なりますが、MicrosoftにはMVPという認定の制度もあります。

Microsoft MVP Award
Get answers to your questions about the MVP Award.

文字通りその分野で一流と認められた人にのみ与えられる認定で、知識やスキルのみならず社内外にMicrosoftテクノロジーを広めるエバンジェリストとしての貢献も必須になります。

ほぼすべてのMicrosoftテクノロジー分野にMVPの項目がありますが、最近は特にAzureとAI/機械学習/データサイエンス周りの項が非常に増えてきています。それだけ力を入れている証拠でしょう。

また、MVPに選ばれると、MVPしか入れない新技術のカンファレンスなどへの参加権利も手にすることができます。この内容は厳しいNDAがあり、選ばれた技術者しか聞くことができません。もちろん、企業へ戻っても他言は厳禁です。

資格を取得して実力をつけた暁には是非こうした認定も狙いたいですね。

効率的に試験対策をするには

AWSと比較し、Azureの(マイクロソフトの)対策資料は正直充実しているとは言えません。Web上の参考資料もバラバラになっていて古い情報や誤情報を選別するのにも時間がかかります。ですので、下記の情報に集中し、対策を行っていただくのが個人的には効率が高いと考えます。

Azureに関する知識と力を底上げする

まず、試験対策に入る前にAzureに関する基礎を学びましょう。あまり知られていませんがMicrosoft Learnという無料のオンライン学習サービスが最近ローンチしています。

Microsoft Learn
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IaaS、PaaS、ネットワーク、Active Directoryなど試験でもよく出る基礎に加え、FunctionsによるサーバレスやContainer、Cognitiveまでありますので触ってみると楽しいと思います。また、タグが入っているので試験に該当するセッションを選択することが可能です。

少しでもAzureが触れるようになれば、実機を触ってみることをおすすめします。やはり実物にまさる学習はありません。また、Azureには登録30日後、200ドルまで無償のクーポンがあるので見逃さないようにしましょう。試験対策の範疇であれば200ドルあれば余裕です。

Azure 無料アカウントでの課金を避ける
Azure 無料アカウントに対する課金の理由を理解します。 これらの課金を回避する方法について説明します。

問題集を使って対策をする

Azureの基礎がなんとなくわかってきたら問題集を使って対策をします。世の中的に色々参考書もありますが最短で試験の突破を目指すのであればいきなり問題集から入るのが最も効率が良いやり方です。問題集を解くうえでもし特定のジャンルがわかりにくいということであればそこをフォローするための参考書を買えばよいかと思います。

問題集には公式と、サードパーティが出しているものの2種類が存在します。

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公式問題集のリンクをご覧いただくとわかるかと思いますが、なぜかコレやたらとお高いのです…。なので私は2つ目のリンク、クラムメディアの問題集を購入して解きました。パターン的には網羅されているので、極端な話クラムメディア問題集を全暗記すれば試験そのものには通るかと思います。ただし、日本語訳がちょっと不自然な部分だけはご留意ください

あとは繰り返し問題集を解きつつ、理解できない部分はWebの情報でフォローすれば対策としては十分かと思います。無駄に書籍を買う費用も抑えられます。

効率的に試験対策をしてキャリアアップにつなげて下さい!

今回は以上です。お読みいただきありがとうございました。

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