この記事では私の過去3回の転職経験と、知人の転職サポートを通じ利用したサービスの中から、特に使えると感じたサイトについてご紹介します。
また、この記事のノウハウも活かし、実際に知人の転職支援を行いました。結果的に、COVID-19ピーク時の不況下でも上場企業への転職を決定させることに成功しています。
転職サイトの利用方法と利用するメリット
Webを活用して転職のポジションを見つける際には、下記のようなサイクルでスクリーニングをかけると良いかと思います。
①後に紹介する転職サイトにスキルや経歴を登録し、求人を集める
②興味を持てる企業があれば口コミサイトを利用し、諸条件を把握する
③ダイレクトまたはエージェント経由でポジションへ応募する
④面接のプロセスの中で条件を確定させ、オファーレターを頂く
⑤内定応諾しない場合、①に戻り繰り返す
このサイクルのうち③、④については当ブログの別記事にて詳解しているので是非併せてご覧ください。
この記事では特に①と②の情報収集と初期のスクリーニングに役立ったサイトを紹介させて頂きます。
転職サービスの紹介とオススメ度
次に、私が使ってみて良かったと思えるサービスをご紹介します。評価のポイントとしては、
- 条件の良い求人を多く揃えている
- 確度の高いスカウトメールが頻繁に届く
- 企業の担当者または企業と近いエージェントとやり取りができる
- サービス内でやり取りをする際のストレスが少ない
- ばらまき求人やあまりに希望する条件からかけ離れたスカウトをフィルタできる
などがあります。次のセクションからご紹介します。
Bizreach(ビズリーチ)

Bizreach:おすすめ度★★★★★
一つ目はCMでもおなじみのBizreachです。私も直近の転職はBizreach経由でした。
ハイクラスの転職サイト謳い文句に違わず好待遇なスカウトが多く届きます。
アカウント開設時の年収設定が500万円以上となっており、掲載されている求人も500万円以上のものが多いです。
(注)必ず500万円以上でポジションが見つかるわけではありません。
私の知人にはBizreach経由でも400万円そこそこの就職をした人がいます。
また、スマホのアプリが非常に使いやすい点も素晴らしいです。
エージェント経由案件の他、企業が直接出している求人もあり、自分で探しての応募も可能です。
ビズリーチでは企業が候補者へ送るスカウトメールの料金がそれなりに高額(一説ですが、1本につき5,000円~とも)であるため、その分本気度も高いことが多いです。
これらの、エージェントを介さず企業が直接候補者を見つけスカウトを送る手法はダイレクトリクルーティングと呼ばれ、近年注目を集めています。
ダイレクトリクルーティングは、人材採用方法の一種。採用の候補者に対しての積極的な採用活動を行うこと。海外ではSourcing (personnel) としても知られる。
(中略)近年、インターネットやソーシャル・ネットワーキング・サービスの普及、人手不足や人材獲得競争のグローバル化を背景に、これまで主流であった方法による転職顕在層へのアプローチに加えて、転職を積極的に考えていない潜在層へのアプローチにより採用ターゲットの母集団形成を行う方法が普及している。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%82%A4%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%AA%E3%82%AF%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0
ビズリーチのようなダイレクトリクルーティングでは従来型のエージェントや中間サービスが介入しないため、企業にとっては中間費用を節約する有効な手段となります。
また、企業と候補者双方にとって直接やり取りによる効率的かつスピード感のある交渉が可能になり、メリットが大きいです。
公募に出せない戦略的ポジションについてもスカウトがあるため非常に魅力的な求人に出会えることがあります。
LinkedIn(リンクトイン)

Linkedin:おすすめ度★★★★
Linkedinを転職ツールとして利用されている方は多くはないかもしれません。実際に海外ではLinkedinはビジネスのツールとして名刺代わりに使ったり、パートナーとの情報交換に利用されているケースが多いです。
しかし、他のサイトに数は劣るものの質の点では良好なスカウトが届きますし、どんな人があなたのプロフィールを見ているかという統計情報も見られます。他のサイトとは一味違う面白さがあると言えるでしょう。
日本よりも海外で利用者の多いサービスですので、利用の際は日本語と英語の両方のプロフィールを載せることをお勧めします。外資からのスカウトも届きやすくなりますよ。
Green(グリーン)

Green:おすすめ度★★★★
GreenはITとWeb系の企業を専門にした転職サイトです。
エージェント経由案件の他、ビズリーチのような直応募、スカウト機能も充実しています。
IT/Web企業は社員数十人規模のベンチャーも多いため、人材の流動性が高く、求人もスカウトも頻繁に見つかるイメージです。
また、こうした企業は書類上のスペックもさることながら、企業文化へのフィットや価値観も重要視しており、対面の面接まで進めることも多い印象です。
私は2020年初頭ごろから知人の転職活動を支援してきましたが、最終的にスキルがそれほど無い中でも面接へ進めたのはGreen経由が圧倒的に多かったです。
doda

doda:おすすめ度★★★★
dodaは人材派遣で有名なパーソルグループのサービスです。
求人が非常に豊富であるところが素晴らしいサービスです。求人の質としてはアソシエイト~ミドルクラスのポジションが多いです。
対象年齢としては20代後半~30代前半くらいがボリュームゾーンと思われます。
私も2度目の転職を考えた20代後半の頃に良く見ていました。また、履歴書や経歴書の作成補助サービスが優秀で、見た目の良い書類を作るのにも使っていました。
ただし、エージェント企業が運営するサービスですので、基本的にすべての求人はエージェントの審査が入ります(リクナビやマイナビも同じです)。
Indeed(インディード)

Indeedはもともと米国のサービスであったのを、リクルートが2011年に買収しました。
特長としては、他の転職サービスとは少し異なる、求人のための検索エンジンであるということです。
使い心地としてはGoogleの検索画面のようなシンプルな入り口から所望の条件を検索すると、該当する求人がヒットします。
ただし、Indeed自体は他のサービスや企業の求人ページをクローリングしていますので、Indeed上で見つけた求人をクリックした先は他のサイトにリンクされていたりします。
その分求人の数は豊富ですので、まずはIndeedでざっくり検索をかけてからどこに応募してみるか考えても良いかもしれません。
さらに言えば、良さそうな求人が複数のサービスに掲載されていたならば、自分にとって一番相性の良いサイトから申し込めば良いのです。
リクナビNEXT

リクナビNEXTはリクルートの圧倒的な求人数がとにかく魅力のサービスです。アソシエイトクラスの求人が多いので、初めての転職、第二新卒での転職の方にはお勧めです。
ただ気になったのは、エージェントが若く経験の少ない方ばかりで、やり取りや先方との交渉にやや不安がありました。とにかくたくさん求人を見たい、応募したい方には向いていると思います。
マイナビ転職

マイナビ転職:おすすめ度★★
私の主観ですが、マイナビ転職はリクナビNEXTとサービス内容が被っています。求人数はリクナビNEXTに及びませんので星2つとさせて頂きました。
女の転職type

こちらは、女性に人気の事務職や経理、営業サポート、クリエイティブなどの求人を多く扱っているサイトです。
ただし、色々調べて見たところ、このサイトにあって他のサイトには載っていない求人は見つかりませんでした。そもそも求人の絶対数も多くはありません。
女性だから、ということではなく、所望する条件の求人の中から自分にあったものを探す方が効率はよいかと思います。
OpenWork(旧 Vorkers)

OpenWork:おすすめ度★★★★★
OpenWorkは少し前までVorkersという名前のサービスでした。転職サイトそのものというより企業の評判を調べるためのサイトです。年収、ライフワークバランス、成長性など複数の観点から企業をスコアしています。ポジションへ応募する前に必ず企業名を検索しましょう。
利用は無料ですが、登録と更新がちょっと長く面倒くさいのがネック…。なのですが、その分集まった意見には誤情報や意図的な嘘が少なく、結果良質なデータが得られます。
転職会議

転職会議:おすすめ度★★★★
転職会議はOpenWorkのような口コミ、プラス求人紹介サイトです。口コミ数自体はOpenWorkよりも少ないケースが多いので星4つにさせて頂きました。
とはいえ、OpenWorkとは違う方の違う意見が集まっていることもあるので、気になる企業があれはとりあえず「両方のサイトで口コミを見る」で間違いないと思います。
まとめ
以上、私が本当に良く利用した7つのサービスをご紹介しました。それぞれ応募者のポジションや業界によって使い分けが必要なことが良くご理解いただけたのではないかと思います。
転職サイトも不動産のように『そのサイトにしか掲載のない案件』というものも存在します。また、『企業のHRから直接声がかかるサイト』が良ければBizreachやLinkedinのダイレクトリクルーティングサイトを利用されることをお勧めします。
転職サイトを使い分けてチャンスを掴んでくださいね。
今回は以上です。お読みいただきありがとうございました。
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